歯周組織再生治療とは失われた歯槽骨と歯茎を再生させていく治療です。基本的に失われた歯槽骨は再生することや補うことが難しく、元に戻すことはできません。しかし、いくつかの条件が揃うと歯槽骨を再生させる歯周組織再生治療が行える場合があります。
歯周組織再生治療
歯周組織再生治療

歯周組織再生治療とは失われた歯槽骨と歯茎を再生させていく治療です。基本的に失われた歯槽骨は再生することや補うことが難しく、元に戻すことはできません。しかし、いくつかの条件が揃うと歯槽骨を再生させる歯周組織再生治療が行える場合があります。
歯周組織再生治療は、歯周基本治療がしっかりと終わっていることが前提となります。まずはお口全体の歯周病治療を優先し、そのうえで適応となるかを判断いたします。歯周基本治療については「歯周病治療」のページをご覧ください。
局所麻酔・歯茎の切開
局所麻酔を行ったうえで、再生治療を行う部位の歯茎を切開し、歯槽骨が失われた歯の根を露出させていきます。
根面の清掃
露出した根面の清掃を行い、汚れを徹底的に落とします。
再生材料の塗布
血液や唾液の付着していない状態のきれいになった根面に、歯周組織再生材料(エムドゲイン)を塗布していきます。この際、骨の状態によって骨補填材と呼ばれる人工骨を一緒に使用することもあります。
縫合
歯茎を元の状態に戻し、縫合していきます。
歯周組織再生治療では、治療後に骨が再生してくるまで6か月以上長期にわたって確認が必要となります。歯周基本治療後の治療となりますので、初診時から含めるとトータルで1年ほどかかります。

1. エムドゲイン
エナメルマトリックスタンパク質と呼ばれるものが含まれている再生材料です。これを露出した歯根面に塗布することで、歯根膜や歯槽骨といった歯周組織の再生を促します。エムドゲインは世界40ヶ国以上で使用されており、安全性の確認された生体材料です。全世界で100万症例以上に使用されていますが、エムドゲインに直接起因した不具合報告は1例もなく、日本においても薬事法で認可されています。なおエムドゲインは厚生労働省の認可を受けた治療法ですが、保険認可は受けていないため自由診療となります。

2. バイオオス
バイオオスという骨補填材は安全に管理されたウシの骨から作られており、組織の構造が人間の骨に非常に似ています。素材として使用したバイオオスは、時間の経過とともに少しずつ自分の骨に置き換わっていきます。これは人間が持っている治癒能力を利用した方法で、医科でも使用される安全性の高い骨補填材となります。バイオオスはスイスのガイストリッヒファーマAG製という世界でも有数の歯周組織再生治療メーカーが作っています。なおバイオオスは厚生労働省の認可を受けた治療法ですが、保険認可は受けていないため自由診療となります。

3. リフィット デンタル
歯科用コラーゲン使用骨再生材料です。インプラント治療や歯周病治療などで失われた顎の骨を再生させるために用いられる、スポンジのような弾力性を持った歯科用骨補填材料です。ハサミで簡単に加工でき、複雑な形状の患部にも隙間なくフィットするのが特徴です。

4. ボナーク
コラーゲン使用人工骨です。東洋紡と東北大学が共同開発したもので、骨の主成分に近いリン酸オクタカルシウム(OCP)と医療用コラーゲンを組み合わせ、体内で安全に吸収されながら自身の骨再生を強力に促します。
メリット
歯を支える骨を回復させ、歯を残せる可能性が高まります
デメリット
効果には個人差があり、必ず骨が再生することを保証するものではありません。骨を失った原因を適切に除去できていないと、再生した骨がまた消失してしまうことがあります。また治療期間が長期(初診から約1年)にわたること、自由診療で保険適用外となることもご留意ください
歯周組織再生治療で使用する歯周組織再生材料や骨補填材は保険適用外のため、この治療は自由診療となります。再生させる骨の量や位置によって費用が異なりますので、費用の詳細は診察時にご説明いたします。
いいえ。歯周基本治療がしっかり終わっていることが前提で、再検査の結果、適応があると判断された方のみが対象です。
骨が再生してくるまで6か月以上の経過観察が必要で、初診時から含めるとトータルで1年ほどかかります。
局所麻酔を行ったうえで処置を行うため、施術中の痛みは少なく済みます。術後は多少の違和感が出ることがあります。
効果には個人差があり、すべての方に同程度の再生が期待できるわけではありません。事前の検査で適応を慎重に判断いたします。
使用する再生材料(エムドゲイン・バイオオス)は保険適用外のため、この治療は自由診療となります。
歯周病自体が完治するわけではないため、再生治療後も歯周基本治療と同様に、定期的な歯周維持治療(SPT)の継続が必要です。
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